DaiChan ファイナンシャルアカデミー

金融商品を売らないFPとして活動中。28歳パパ2年生。若年向けの資産形成術や業界の裏事情も紹介していきます。

もう迷わない!特定疾病保険の選び方

特定疾病って聞いたことありますか?

生命保険では主に『三大疾病』と呼ばれる『がん』『心疾患』『脳血管疾患』を指します。

 

この三大疾病は死亡リスクが高いだけでなく、治療費が高額であったり、発症後の収入減少など長期にわたって生活に支障が出ることも多い病気です。

そんな三大疾病から家計を守る特定疾病保険』について今回は解説していきます。

 

 

こんにちは。

DaiChan ファイナンシャルアカデミー塾長のDaiChan(ダイちゃん)と申します!

600名以上のお客様との家計のご相談で得た豊富な知識を元に、皆様のためになる金融知識を定期的にお届けするブログを目指してまいります。

 

前回の記事では今回ご紹介する三大疾病のうちの一つ『がん』の特徴について解説いたしました。

daichanfinance.hatenablog.com

 

 

 

特定疾病保険とは

f:id:DaiChanFinance:20200216001520p:plain


特定疾病保険ではがんを含む『生活習慣病』を守るための保険です。

生活習慣病とは別名成人病とも呼ばれますが、保険では主に三大疾病、七(八)大疾病を保障する2つに大別されます。

 

生活習慣病の中でも心疾患や脳血管疾患などは高い死亡率や完治後も後遺症が残る可能性があるため、不安に感じる方も多いそうです。

特定疾病保険の多くは『一時金』で給付を受けられるものが多いですが、近年は『治療ごとに給付金が受け取れる』ものも増えてきているため、今回は給付方法の一例や保障内容の一例についてご紹介いたします。

 

 

一時金タイプ

一時金タイプの保障は、診断確定時や所定の状態になった際に給付金が支払われます。

例えば、心疾患や脳血管疾患では『手術』または『(◯日以上の)入院』になった場合給付されるものが一般的です。

 

少し古いタイプの保険ですと、心筋梗塞で『60日以上の労働制限』や脳卒中で『60日以上の後遺症』が残った場合に支払われるといったものです。

近年の医療技術の進歩で上記のような状態になるケースも減ってきているため、最近では手術または入院で、給付金が出るものが増えてきています。

 

一時金で給付金が受け取れれば当面の治療費や生活費を予め確保しておくことができるので、お金の心配をせず治療に専念することができるようになります。

しかし、2年以上の長期の治療となると一時金が底をついてしまう可能性もあるため、長期で給付が得られるものも併せて準備するとより安心な保障になるでしょう。

 

 

一時金タイプの一例

では、実際の保障内容の一例を見ていきましょう。

今回はメディケア生命の『メディフィットPlus』でご説明します。

https://yuyu.medicarelife.com/net/direct/sisan/unloginpsisan/openPage.do#

 

メディフィットPlusは三大or八大疾病一時金が選べる保険となっています。

一時金の金額設定は50〜100万円の範囲で10万円ずつ設定可能です。

 

三大疾病

始めに30歳男性、終身払い『三大疾病』『100万円』で試算しましょう。

f:id:DaiChanFinance:20200217092806j:image

 

三大疾病は『がん(上皮内を含む)』の初回診断時、前回の給付から1年以上経過後の入院。『心疾患』『脳血管疾患』は手術または20日以上の入院で給付され、それぞれ支払回数の限度はありません。

※急性心筋梗塞脳卒中の場合は入院日数の制限はなく、入院確定で支払われます

 

八大疾病

次は『八大疾病』『100万円』でご覧ください。

f:id:DaiChanFinance:20200217093301j:image

 

八大疾病の対象となるのは、上記の三大疾病にプラスして『慢性腎不全』、『肝硬変』、『慢性膵炎』、『糖尿病』、『高血圧性疾患』が対象となります。

こちらの五疾病はそれぞれ通算5回限度となります。

 

五疾病は給付条件が比較的重度な状態で支払われるため、少々条件が厳し目です。

しかし、三大疾病は対象範囲が広く保険料も抑えられるため、人気のプランとなっています。

 

 

治療ごとの給付タイプの一例

こちらのタイプは特定の治療を受ける度に給付金が貰えるタイプの保険です。

一回あたりの給付額は一時金よりも少ないですが、何年も続くような長期的な治療の場合はこちらの保険の方が受け取り総額が多くなるケースもございます。

 

上記の一時金でご紹介したメディケア生命に治療ごと給付タイプの保障もあるため、こちらもご覧ください。

yuyu.medicarelife.com

 

三大疾病

30歳男性、終身払い『三大疾病』抗がん剤『10万円/月』、心疾患/脳血管疾患『5万円/月』で試算しましょう。

f:id:DaiChanFinance:20200219212341p:plain

 

抗がん剤は薬代が高額なため、自己負担でも8~9万ほどの自己負担(高額療養費制度利用の場合)が必要になるケースもあります。

また、心疾患や脳血管疾患の薬剤も抗がん剤ほどではありませんが、それなりの負担額になってきますので、それも保障してくれる保険です。

 

上記の内容では抗がん剤は10万円/月、特定疾病は5万円/月の給付金が受けられます。

金額は1,000円/月ごとに設定できますので、希望額を細かく決めることが可能です。

 

9疾病

では、次は『9疾病』を対象とする保障内容をご覧ください。

f:id:DaiChanFinance:20200220002354p:plain

 

三大疾病対象の保障よりも保険料は上がるものの、保障対象が広がりますので親族に生活習慣病の多い方には魅力的な保障ではないでしょうか。

 

治療ごとに給付が得られる保険はまだ出始めたばかりなので、あまりラインナップは多くありませんが、これからの主流になる保険の一種類かと思います。

なにより掛け捨ての保険なので、できる限り割安で長期間保障が得られるものが望ましいので、このタイプの保険ももっと増えてくれると嬉しいですね。

 

 

特定疾病保険のまとめ

今回は特定疾病保険の特徴についてお話ししました。

一時金や治療ごと給付の保険など、複数の選択肢がありますがいかがでしたでしょうか。

 

初動で給付が得たい場合は一時金、長期で給付が得たい場合は治療ごとの保障がおすすめです。

もちろん両方を合わせて準備する方も多いので、予算と必要とする保障を整理して選ぶのが良いかと思います。

 

このブログでは生命保険、投資、不動産などお金に関する具体的な情報を発信していくことを目的としています。

金融商品を売らない』個人FPとしてご相談に乗ることも可能ですので、是非お気軽にお声がけください。

このブログの読者様は優遇してご案内させていただきます!

 

それでは次回の更新もお楽しみに!

daichanfinance.hatenablog.com